―HIROの非日常―

そう全ては、コノヨノマボロシ―Worldly Phantom―……非日常が加速する。

コノヨノマボロシ第一期《起》  >>1 >>2 >>3

コノヨノマボロシ第二期《承》  >>1 >>2 >>3 >>4

コノヨノマボロシ第三期《転》  >>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>6 >>7 >>8 >>9 >>10

コノヨノマボロシ第四期《結》 >>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>6 >>7 >>8 >>9

コノヨノマボロシ EX story   >>1 >>2 >>3 >>4



第十五話【Different boundary of Person】

【Different boundary of Person】

――"ヒト"ではない、人外の存在。


――この存在が、物語をさらに加速させる。


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「Yui ……?」

隼人は、何か考え込むように腕を組みながら呟いた。

「それだけははっきりと思い出せる」

Yui はそう断言した。

紅姫が痺れを切らしたらしく、怒声にも似た声をあげる。

「それで?、これからどうするの?」

―medical―は、頭の後ろを掻きながらめんどくさそうに吐き捨てる。

「隼人、紅姫、嬢ちゃん、アンタらに会わせたい人がおんねん」

―medical―のいままでにない真剣な表情。

その場に走った緊張を取り除くように―medical―の一言。

「大丈夫や本部に通達はせん、けどまぁ、アンタらと同じ境遇を体験した奴がちょうど近くにいるみたいやからな」

―medical―は何か別の景色を見ているようだった。

「そういえば……アンタはどうする?Yui 」

Yui は考え込む事は無く真っ直ぐと前を見つめたまま。

「私は、私が誰なのか知るために……隼人、お前についていく」

Yui は、隼人から目を逸らすことは無く。隼人はゆっくりと頷いて一言。

「俺は……会ってみたいその人に」

続いて紅姫も。

「それしかないのなら、行くしかないのね」

二人の言葉に笑顔で答えた―medical―。すっかり夜が明けてしまった空を見上げながら。

立ち込める砂煙と、すっかりと穴だらけになってしまった高速道路。

その上をゆっくりと歩いている。


「空か……お前ならどうする?……奈緒」


―medical―の問いに、青く澄み渡った空が答えることはなかった。


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流れてゆく景色を眺めながら。
蒼く澄み渡った空を眺めながら。
自分の進むべき道を、歩いてゆく。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
隼人、紅姫、沙織、Yui、―medical―は隼人の車に乗り込んだ、―medical―がハンドルを握り穴だらけの高速道路を引き返しながら走っている。

隼人達は仮眠を取っている。激戦を繰り広げた上に、まともに睡眠を取っていないのだから当然だ。

高速で景色が流れてゆく。

Yui は流れてゆく景色を眺めながら―medical―へ一言。

「隼人さんは、なんでここまで沙織さんを助けようとするのでしょうか?……もうすでに人ではないのに」

不安が交じり合った声が放ったのは、どうしようもなく行き場のない言葉。

―medical―は蒼く澄み渡った空を眺めながら、タバコを一本取り出し火をつけて吹かす。

「そんなこと、知らんけど……まぁ最初から理由なんてないんやないか?たとえば、T・P化したのがまったくの赤の他人なら隼人かて残滅指定になれば簡単にころせるんやろなぁ、まぁけど今回はちょっとばっかし状態が違うんや、自分の肉親や友達、ましてや愛した人なんて……そんな簡単に割り切って殺せるもんやないと思うで、それを隼人が悩んだ結果の結論が嬢ちゃんを助けることになっただけの話やないんかな?まぁ”結論”なんて言葉では説明できん位の覚悟が必要なんやと思うけどな」

いつになく饒舌な―medical―の口からでたのはすべて悟りきったような言葉。

まるで、自分の体験を語るように。

「理解できません、”T・P化した人間は殺す”それはルールなのでしょう?」

口からでたのは否定の言葉。

しかし、―medical―がYui の問いに答える事はなく、火が消えてしまったタバコを携帯用の灰皿に押し込んだ。

蒼く澄み渡った空を見上げたまま、―medical―は一言。



「ワイは間違ってないよな?奈緒」




――その問いに、空が答える事は決してなかった――




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^

――しかし


――事態は密かに進行している。




『ワイは間違っていないよな?』
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Yuiはいいですネ!?なんとなく
それよりmedicalがまともなことを語ったぁ〜(スゲエな〜)
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