―HIROの非日常―

そう全ては、コノヨノマボロシ―Worldly Phantom―……非日常が加速する。

コノヨノマボロシ第一期《起》  >>1 >>2 >>3

コノヨノマボロシ第二期《承》  >>1 >>2 >>3 >>4

コノヨノマボロシ第三期《転》  >>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>6 >>7 >>8 >>9 >>10

コノヨノマボロシ第四期《結》 >>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>6 >>7 >>8 >>9

コノヨノマボロシ EX story   >>1 >>2 >>3 >>4



コノヨノマボロシ第一話 【in the early afternoon 】

【in the early afternoon 】
「ん?……朝か……」

部屋の窓から差し込む優しい朝日で目が覚めた。今日も、またいつもと同じ日常がやってきた。
1人の黒髪の青年――【黒ヶ峰 隼人】綺麗に通った鼻筋、整った顔、いわゆる美少年である。
クローゼットを開け、制服に着替えると1階へ降りてゆく……。すると明るく聞き慣れた優しい声が聞こえた。

「おはよう隼人、ご飯できてるわよ」
「ん……いただきます」

テーブルの上には味噌汁と白米、焼き魚とシンプルな朝食が湯気を出しながら置いてあった。
味噌汁と焼き魚など味はかなり美味い、きっとなにか工夫しているのだろう。
朝食を済ませたあと、靴を履くといつも通り家を出た。

ここは日本とは少し離れた人工島に作られた町、そんな作り物の町に俺は住んでいる。

しばらく歩くと、修練所へ到着した。まぁ簡単に言えば【学校】みたいなものだろう。
下駄箱で靴を履きかえると、自分の席へ座る。まぁ授業をサボろうがなにしようが関係ないのだが、この意味のない日常を俺は、心底楽しんでいる。

「おはよー!」

明るく、綺麗な声が教室に響く。声の主は【楓 沙織】、綺麗なロングヘヤーの黒髪をなびかせながら近づいてきた。
沙織は、俺の席の前で止まると少しむくれたように言う。

「おはようございますは?」

……きっと俺が挨拶を返さなかったのが気に入らないらしい、とりあえず答えておく。

「……おはよう」

俺がそういうと沙織はニコッと笑って幼い子供をあやすように言う。

「ハイハイ、よくできましたー」
「……お前、絶対楽しんでるだろ」

俺が、そう言うと、まるで猫を可愛がるように俺の頭を撫でる。少し怒りを込めて言ってみた。

「やめろって」

俺が言うと撫で回す手を止めて、キョトンとした顔で俺の顔を覗き込み、顔を近づけながら言う。

「あっ、怒った?」
「怒ってない」
「怒ってるじゃん」
「だから怒ってないって」

っと俺達がこんなくだらない話をしていると1時間目の始まりを知らせる鐘が鳴った。
それと同時に俺は教室を出てゆく、すると沙織が言う。

「あれ?今日もサボるの?」

俺は、歩く足を止めてから投げやりに言った。

「まぁな」
「じゃあ私もサボろうっと」

そう言うと、2人で並んで教室を出る。屋上に着くと屋上の隅に設置してあるベンチに寝転がる。
空を眺めてみる。雲ひとつない空を見渡しながら瞼を閉じてみると……。
隣で沙織が言った。

「気持ちいいねー」
「あぁ……」

そのまま2人で授業をサボり学校を出た。すると帰り際に沙織がこんな提案をしたのだ。

―――そして―――すべては―――始まった―――
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続きが気になるぜ!コンチキショウ(笑)
やっと2まで読めた輪!
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